着圧レギンス、ソックス、タイツ…いろんな商品がありますよね!
ドラッグストアで買えるものもあれば通販限定のものもありますが、その多くが試着できない商品。
中にはサイズの間違えや誤った着用方法から、頭痛などの体調不良を訴える方もいらっしゃるようなんです…。
せっかく買ったのにそのせいで体調が悪くなったらツライですよね><
そこで今回は、
- 着圧レギンスで体調が悪くなる原因
- 体調が悪くならないための対策
- タイプ別、おすすめ着圧レギンス
などを紹介していきます!!
これを読めば着圧レギンスも怖くない!!笑
目次
着圧レギンスに副作用!?頭痛、吐き気、だるさ…その実態は?
薬じゃないですから「副作用」というのも変なんですが、着圧レギンスを履いたことで体調不良を起こした経験がある方もいらっしゃるようなんです。
着圧レギンスによる不調の事例
具体的にどんな不調が表れたかというと、
- 頭痛
- うっ血
- 吐き気
- からだのだるさ
- 履くと足がつる
などなど。
うっ血は締め付けによるものと想像がつきますし、足がつるのもレギンスを履いたからだとわかりますが。
他はピンときませんよね…?
頭痛なんて、脚から遠い部位が痛むのが不思議!
実際着圧レギンスで頭痛になった方も「不思議だけど脱いだら治まったし、やはり関係があるのかも?」と思われたようです。
国民生活センターの調査
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)には2005年度以降2011年1月末までに、加圧を利用した衣服に関する相談が102件寄せられました。
そのため(独)国民生活センターでは、ネットで購入できる10商品を対象に調査が行われました。
調査によりわかったことは、
- 商品によっては医療用弾性ストッキングより圧が強い
- 特にしゃがむとヒザなどに強く衣服圧がかかる
- 衣服圧に関する表示は商品によってさまざま
などなど。
この結果を受けて国民生活センターは、関連する業界に対し、
- 加圧スパッツの使用に関する注意表示
- 消費者が適正なサイズを選択できるような工夫
を要望しました。
また消費者に対しては、
- 使い方に注意すること(同じ姿勢を続けないなど)
- サイズの合ったものを選ぶこと(通信販売では特に慎重に)
などが呼び掛けられています。
この調査に関してもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください▼
▶国民生活センターの調査報告書「加圧を利用したスパッツの使い方に注意!」
(PDF形式の報告書が開きます。)
着圧レギンスで頭痛や体調不良を起こす原因は?
着圧レギンスの着用によって、頭痛や吐き気などの体調不良を起こす可能性があることはわかりました。
でもそれ、どうしてなんでしょう?
実は6つの原因が考えられるんです。
サイズが小さすぎる
まず単純に、サイズが小さすぎる可能性があります。
細見え目的で着圧レギンスを買った場合、できるだけ細く見せたいという気持ちから小さめサイズを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
でも小さいサイズはたとえ立っているときになんとか入っても、座るとヒザ関節に圧がかかりすぎてしまいます。
特にしゃがんだときにヒザやふくらはぎの衣服圧が高くなり、静脈血が停滞しやすくなるんです。
本来リンパや血流を促進してむくみを取るもののはずなのに、血流を滞らせてしまう可能性があったんですね…。
圧が強すぎる
サイズと同じく、着圧の強さも「強ければ強い方がいい」と思われる方が多いようです。
が、これも間違い。
圧が強すぎるとやはり血行障害を招いてしまう恐れがあるんです。
圧力の単位はmmhg(水銀柱ミリメートル)やhPa(ヘクトパスカル)などで表されます。
1mmhg=1.333hPa、1hPa=0.750mmhgです。(わかりにくい…)
30mmhg以上(約40hPa以上)の強い圧があるレギンスを履くと、うっ血して血流障害を起こしかねません。
あまり強すぎるものは選ばないようにしましょう。
長時間履きすぎ
サイズは合っているし圧もそれほど強くない、でもからだがだるい…。
そんな方はどれぐらいの時間履かれているでしょうか?
着圧レギンスに慣れている方ならまだしも、履き始めて間もない方は少しずつ慣らしていく必要があります。
初めて履いてみるときは、きつくなったらすぐ脱げるよう自宅にいるときに試してみましょう。
少しずつ着用時間を延ばして、無理のないように試してください。
履いたまま寝ている
長時間履くべきでないのに履いたまま寝るなんてもってのほかです!
もし夜寝ているときに着圧レギンスを履きたい方は、夜用の圧が緩やかなものを選びましょう。
市販の物でも例えば
この「寝ながらメディキュット」は圧が一番強い足首部分は21hPa、太もも部分は11hPaと、負担がかかりにくい作りになっていますね!
「スリムウォーク おやすみ美脚」も同じく、太ももにかけて弱まるようになっています。
夜履くなら夜専用を選びましょう!
正しく履けていない
着圧レギンスは普通のレギンスやストッキングと違い、少しのねじれ、位置のズレがからだへの負担になりかねないんです。
上のメディキュットやスリムウォークの画像を見ていただけるとわかる通り、部位によって細かく圧が変えられているんです。
これがズレてしまうと変なところに圧がかかったり、逆に圧が強くていいところが物足りなかったり…。
正しく履くためにはまずたぐり寄せて足首に全部通し、少しずつ伸ばして履くようにしましょう。
重ね履きしている
着圧レギンスはそれ単体で履かれるように設計されているので、着圧レギンスの重ね履きは絶対NGです!
同じものをずっと履いていると伸びてきて、圧が物足りなく感じることがあるかもしれません。
そのときは、買い替え時です!笑
重ね履きは絶対にやめてください。
体調不良を起こさないための対策
サイズを必ず測る
小さいサイズを買ってしまわないために、採寸をきちんと行ったうえで購入しましょう。
商品によってサイズ表記はウエスト・身長で書かれていたり、ウエスト・ヒップサイズを書かれていたりとさまざま。
自分の採寸後サイズ表記を見て、正しいものを選ぶように心がけてください。
判断に迷う場合は大きい方を選ぶことをおすすめします!
同じ体勢を続けない
「エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)」という言葉はご存知の方も多いでしょう。
長時間同じ姿勢でいることで下肢が圧迫され、血流が悪くなって血栓ができてしまう病気です。
着圧レギンスを履いていなくてもこんなことが起こる可能性があるわけですから、履いている場合はなおさら注意しましょう。
意識して定期的に体勢を変えるように心がけてください。
高血圧・糖尿病患者は要注意!
高血圧の方、糖尿病の方は必ず医師にご相談ください。
高血圧の方が着圧レギンスを着用すると、血行障害を引き起こす可能性があります。
また糖尿病患者は痛みなどの異常を認識できない恐れがあり、商品によっては注意表示にも「糖尿病患者は使用不可」というような記載があるものも…。
現在通院中の方は特に注意しましょう。
着圧レギンスで低気圧による頭痛が改善する人も!
誤った着圧レギンスの着用による怖い事例をたくさん紹介しましたが、本来正しい使い方をすれば血行・リンパの流れを促しむくみも改善してくれるアイテム。
医療用にも弾性ストッキングが使われることがあるんですよ!
低気圧で偏頭痛が起こるという方も多いんではないでしょうか?
実はそんなとき、圧が弱めの(夜用など)着圧レギンスを履くと偏頭痛が改善されることもあるんです。
血流を促してくれるんですね^^
履き方が悪ければ頭痛の原因にもなる、逆に正しければ改善してくれる!
是非正しいサイズ、履き方を踏まえて賢く利用しましょう♪
タイプ別、おすすめ着圧レギンスは?
着圧レギンスはサイズ選びや履き方を守ればいい、ということがわかりました。
でも無数に販売されている着圧レギンス、その中からどれを選べばいいかわからなくないですか?
なのでここで、タイプ別にいくつかご紹介していきたいと思います!
ビューティープレス
着圧系初心者におすすめしたいのがビューティープレスです。
特徴は
- スパンデックス配合で生地の伸縮性がよい
- 圧がやさしめなので履きやすい
- ゲルマニウム、チタニウム配合で燃焼・代謝アップ効果が期待できる
ただしデメリットとして、ワンサイズということが挙げられます。
伸縮性がいいので幅広く対応はできるようですが、とはいえ巨漢!といえるぐらいのあまりに大きい方だと厳しそう…。
なので普通~ちょいぽっちゃり体型で、圧が強いのが苦手な方にはビューティープレスがおすすめです。
ビューティープレスについて詳しく知りたい方はこちら▼
▶下半身痩せ効果なし?着圧レギンスビューティープレスの口コミは?
グラマラスパッツ
お腹から脚までしっかり着圧がほしい方におすすめなのがグラマラスパッツ。
特徴は
- みぞおち下のお腹から足首までケアできる
- 複数枚購入で非売品の夜用「ナイトスリム」がついてくる
- M~L、L~LLの2サイズ展開
L~LLだと最大でウエスト85㎝、ヒップ105㎝まで対応できるので安心です!
デメリットを挙げるとすると、注文から届くまでに時間がかかること。
SNSから人気が爆発して品薄状態が続き、注文から2ヶ月待ちになることもあるようです…。
悩んでいる方はお早めにどうぞ^^;
グラマラスパッツの詳細を知りたい方はこちら▼
リンパマッサージセルライトスパッツ
骨盤のゆがみが気になる方におすすめなのはリンパマッサージセルライトスパッツです。
特徴は
- 骨盤を重点的にケア
- テーピングの技術を用いた着圧
- M~L、L~LL、3Lの3サイズ展開
最大ウエスト90㎝、ヒップ110㎝まで対応なので、大きめさんにも嬉しい♪
デメリットとしては、口コミに「圧が強すぎた…」という内容がいくつか見られる点。
このレビューの方がサイズを間違えていた可能性もありますが、着圧強めが苦手な方には向いてないかもしれません。
リンパマッサージセルライトスパッツについて詳しく知りたい方はこちら▼
▶サイズが重要!リンパマッサージセルライトスパッツの効果的な履き方は?
番外編?ルートローラー
番外編として、慢性的なむくみで悩む方には着圧系よりこのルートローラーをおすすめします。
むくみは通常一時的なもので、例えば立ち仕事でむくんでも翌日にはスッキリされている方が多いかと思います。
しかし慢性的にむくみに悩まされている、痛みを感じるときもある場合、その根本的な原因は臓器の異常にある可能性も…!!
その場合いくらむくみ対策に着圧レギンスを履いても、根本的な解決にはならないんです><
ルートローラーは内臓の不調からくるむくみ専用のローラーなので、根本原因にもアプローチできますよ!
ルートローラーについて詳しく知りたい方はこちら▼
▶ルートローラーの口コミ!長年むくみで真剣に悩んでる方だけ見よ。
まとめ 正しく使って着圧レギンスを味方につけよう♪
脚がむくむ、血流が悪い、サイズダウンしたい…
脚の悩みも体質も生活スタイルも人それぞれです。
同じ商品でも向き・不向きがあるので自分のからだをよく知ったうえで選びましょう。
また、どんなにいい商品でも使い方を誤れば頭痛や吐き気を起こすなど、逆効果です。
上で紹介した
- サイズ選び
- 同じ姿勢を続けない
- 高血圧・糖尿病の方は注意
などをしっかり意識して、賢く利用していきましょうね!!